WAMMではロケーションフォトの魅力をたくさんのひとに伝えていきたいと考えています。それがたとえWAMMでなくても、いいスタジオさんでいい思い出を残してもらえたらと思います。
ここではWAMMのロケーションフォトについて少し長く解説しています。
ロケーションフォトの魅力
WAMMでは、ロケーションフォト専門で撮影をしています。スタジオもありますが、スタジオ撮影(たとえばファミリーフォトや七五三など)自体は商品としてはなく、ロケーションフォトをご希望の方にロケ地の一つとしてご利用いただいています。
どうしてロケーションフォト専門なのかというと、屋内よりも外で撮りたいというだけです。
「天気がいいから散歩に行こうよ!」
という感じです。
四季でも12ヶ月でもなく365日変化する
外に出ると、いろいろな発見があります。
何度となく同じ場所にいっても、違う世界がそこにあります。
季節の違いはもちろんですが、12ヶ月、365日、少しづつ変化をしています。
4月などは特にその変化が顕著で、咲いている花の種類がどんどん変わっていきます。
ハクモクレンがさけば、ソメイヨシノも開花し、ヤマブキはほんの僅かの間だけ見頃を迎えます。
そのうちに、八重桜、ハナミズキ、ツツジが咲き出し、翌日には藤の花にクマバチが飛び始めます。
ちなみに、クマバチはブンブン音がするので、怖いと思うかもしれませんが、ミツバチと同じで全然怖くないので優しくそっとしてあげてほしいです。
そんな感じで日々変化する自然を背景に、おふたりの大事なお写真を残していきたいと思います。
カメラを通して見る世界
そんなロケーションフォト、おふたりには、特別な時間を過ごしてもらいます。
とても人気の高いヘアメイクさんに、美しく仕上げてもらい、選んでおいた特別な1着に袖をとおします。
いつもは仕事で忙しいおふたりも、特別な婚礼衣装をまとって外に出かけると、やっぱりテンションが上りますよね。
ロケ地までは、おふたりが運転するのではなく、スタッフが送迎します。
そこからいよいよ撮影していくのですが、決してカメラマンと1対1の世界ではありません。
限られた時間の中で、その日ならではのいいスポットで撮影してもらいたいので、ロケアシスタントがつき、おふたりには女性のアテンドスタッフがつきます。
また、カメラマンは、ロケ地の魅力とおふたりを引き立たせるように、数多くのレンズの中から一本を選び、光を見ながら、撮影していきます。
こうして撮影された写真は、人間の目では見えない、カメラのレンズでしか撮影できない特別な一枚となります。
WAMMのロケーションフォト
3つの約束
WAMMではロケーションフォトをお客様に提供するにあたって、大切にしていることが3つあります。
これは、私達自身が顧客の立場に立ったときに、こういう商品は嫌だ。というところから、逆の発想で考えたものです。
お客様の声
じっさいに撮影されたお客様の声がこちらです。わたしたちは、いい仕事をしていくために、必ず撮影後にアンケートを実施しています。自己満足にならないよう、お客様の声を大切にしています。
ロケ地について
WAMMでは、撮影の場所となるロケーションに敬意を込めて撮影させていただいています。
ですから、そこに来る見学の方や、地元の方、たまたま通り過ぎる方もふくめて、その人達が最優先。
決しておふたりだけでその場所を占有して撮影するということがないように気をつけています。
たとえそれが自然の場所であっても、すでにそこで生きている植物や生物に危害を与えないように気をつけています。
ゴミが落ちていれば拾い、苔ひとつ踏みつけることがないように気をつけます。
具体的なロケ地についてはこちらを参考にしてみてください。たくさんのロケ地があって迷うと思いますので、詳しくはご相談ください。
ご利用のお客様について
こうして、5年にわたってロケーションフォトを専業としているWAMMですが、実はご利用いただいているお客様のほとんどは浜松市以外からお越しいただいています。
60%以上が浜松市外
浜松の方は、細江というと、田舎、遠い、時間がかかる。というイメージがあるのかもしれません。
ですが、実はそれよりも長い時間をかけて、わざわざ細江までやってきてくれるお客様がたくさんいらっしゃいます。
磐田や掛川、豊橋はもちろんですが、浜松市の次に多いのが静岡市のお客様です。それから、沼津や三島、伊豆、東京や千葉、埼玉の方もいますし、関東では横浜の方がとても多いです。西に目を向ければ、名古屋、四日市、岐阜からもお越し下さいます。年に数件は、海外の方もいらっしゃいます。
こうして、遠方からたくさんの方が来ていただけるのはとても嬉しいことですし、今後もたくさんのかたに浜松の魅力に触れてほしいと考えていますが、本当は浜松の人にも地域の魅力を再発見してもらえるといいなと考えています。
ここからは長い話
ここからは直接ロケーションフォトには関係ないので、興味のある方だけぜひご一読ください。どうしてWAMMがロケーションフォトを撮影するようになったかの背景についてです。
どうして「WAMM(ワム)」なの?
そもそもWAMMは代表が個人事業主として仕事をしていたときの屋号で、特別な意味はありません。
カタカナ2文字で、ウェディングの頭文字「W」からスタートさせたかっただけです。
イギリスのロックバンド「Wham!」からきたわけではないですが、ワムもジョージ・マイケルも大好きです。
ラジオがスタート地点
代表は、ラジオが大好きで、個人事業主として仕事をしていた頃から、ラジオを聞きながら仕事がしたいと考えていました。そこから、婚礼貸衣装の配送事業なら、車を運転しながらラジオを聞くことができると思い、婚礼貸衣装事業用のレンタルシステムの開発がスタートします。これが私達のオンライン貸衣装システム「POCKET CLOSET」になります。
システムが売れない
「POCKET CLOSET」の開発が完成して、いよいよこのシステムを貸衣装屋さんやスタジオに販売していくのですが、2020年のコロナ時期ということもあり、全く売れません。
全く売れないので、仕方ないから自分たちで使おうということになり、WAMM細江スタジオが誕生しました。
このあたりは、以前にラジオで取材を受けましたので、語っております。
なにもないから「ある」とこに行くほかなかった
WAMM細江スタジオと名前をつけたはいいものの、カメラもない、スタジオセットもない。あるのは貸衣装だけという状況で、なんとかお客様を集客して撮影を重ねてきました。
撮影場所は、外しかありませんので、ロケ地として魅力的なところを探しながら今に至ります。
なお、当時から、カメラマンもヘアメイクさんもフリーランスの方にお願いしていますが、結果的にはこれがとても良かったと思っております。というのも、本当に優秀なカメラマン、ヘアメイクさんと出会うことができ、良い撮影ができていると感じております。
もともとアウトドア好き
ロケ地探しは、代表自身がアウトドア好きということもあり、たくさんの場所が候補としてあがりました。
いまでは浜松だけでなく、新城や豊橋や伊良湖、富士や伊豆など各地のロケ地で撮影しています。
実際にいろいろなところで撮影していますが、やはり、結婚式の前撮りとなると、まず「安全」が最優先になります。また、駐車場が最寄りにある、法的、管理上問題がないところが大前提となります。
すごく景色がいいところでも、上記の条件から外れれば、ロケ地としては除外していきます。
Instagramなどでは、絶景の中撮影される方もいらっしゃいますが、WAMMとしては無理をせずに撮影が許された場所、適切な場所でのみ撮影します。
そのために、土地の人と交渉することもありますが、お客様に安心して撮影してもらえることが第一だと考えています。
ロケーションフォトを楽しんでもらいたい
こうして、ロケーションフォトを事業にしているWAMMですが、あらためてロケーションフォトの魅力について考えると、やはり、その季節、その天候、その時間、その場所でしか撮れない偶然を撮影するということになります。
「偶然」というよりも、「奇跡」というべきかもしれません。
いつも素通りする林なのに、冬の朝日が入り込んできた瞬間。
くもり模様だった空から、ひとすじの太陽の光が差し込む僅かな時間。
ポツポツ雨が振り始めた、森の中のしっとりとした空気。
風が強く、予想以上にドレスのトレーンが舞い上がるシーン。
こうした「奇跡」がロケーションフォトの魅力だと思います。
全ての方に、このような奇跡の瞬間が訪れるわけではありませんが、ロケーション撮影してよかった!楽しかった!と思っていただけるそんな体験をお届けしたいと思います。
たとえそれがWAMMでなくても、たくさんのひとに地域の魅力を発見してもらいたいと思います。